拡張キャビネットの取り外し


    注意: 取り外すキャビネットに関係するアレイ上のすべてのデータをお客様にバックアップしてもらうか、削除してもらいます。また、それらアレイに対するすべての入出力が停止していることを確認してください。

  1. この保守作業を始める前に、キャビネット確保機能を有効にします。

    a) 保守に使用するキャビネットを確保します。

    b) 保守作業の説明を入力します (拡張キャビネットの取り外し、など)。

    c) 保守作業に予想される時間をプルダウンメニューから選択します。

    d) 「キャビネットを確保」ボタンをクリックします。

    e) 他のユーザーがログインすると、この保守作業は進行中であるという警告が表示されます。

  2. あらゆる ESD 予防対策を講じます。

キャビネットから AC 電源ケーブルを取り外します。

  1. 取り外すキャビネットの背面で、すべてのトレイの電源および冷却ユニットのスイッチを「OFF」位置にし、ドライブを正しく停止させます。

    注: 2 台の拡張キャビネットを取り外す場合は、2 台目の拡張キャビネットの電源を切断してから、1 台目の電源を切断してください。

  2. キャビネットの正面でキースイッチパネルを固定している 4 本のねじを外し、電源シーケンサにアクセスできるようにします。

  3. 電源シーケンサの「ローカル/リモート」スイッチが リモート位置になっていることを確認し、キースイッチを「OFF」位置にします。

  4. 正面および背面側両方の電源シーケンサの回路遮断器を押し上げて、「OFF」位置にします。

  5. 給電状態 (Power Available) LED と連動コンセント (Switched Outlet) の 2 つの緑色 LED が点灯していることを確認します。

    注: トレイの電源および冷却ユニットのファンが停止します。

  6. アースされたコンセントから AC 電源ケーブルを取り外します。

  7. AC 電源ケーブルをケーブル穴に通します。

  8. 正面および背面側電源シーケンサの両方について、ラッチを外してコネクタから AC 電源ケーブルを解放し、電源シーケンサからケーブルを取り外します。ケーブルは、取り外すキャビネットに付けておきます。

    a) 電源ケーブルの接続を図で確認します。

  9. キャビネットフレームにキースイッチパネルをあてがい、4 本のねじを締めて、元通りにキャビネットに固定します。

  10. 別の拡張キャビネットも取り外す場合は、ステップ 1 〜 9 を繰り返します。


キャビネットからの他のすべてのケーブルの取り外し

  1. 1 台目の拡張キャビネットの取り外しの場合は、マスターキャビネットと 1 台目の拡張キャビネット間をデータパス FC 接続から 2 本の MTP ケーブル (537-1060-01) を取り外します。

  2. ステップ 3 および 4 に進む前に、次の図でケーブルの接続を確認します。

    a) 1 台目の拡張キャビネットのデータパス FC 接続図を表示します。

  3. 拡張キャビネットのパッチパネルの「EXP A」ポートと、マスターキャビネットの最初の入出力パネルの「EXP1 A FC1」ポートからケーブルを抜き取ります。

  4. 拡張キャビネットのパッチパネルの「EXP B」ポートと、マスターキャビネットの最初の入出力パネルの「EXP1 A FC2」ポートから 2 本目のケーブルを抜き取ります。

  5. 2 台目の拡張キャビネットの取り外しの場合は、マスターキャビネットと 2 台目の拡張キャビネット間をデータパス FC 接続から 2 本の MTP ケーブル (537-1060-01) を取り外します。

  6. ステップ 7 および 8 に進む前に、次の図でケーブルの接続を確認します。

    a) 2 台目の拡張キャビネットのデータパス FC 接続図を表示します。

  7. 拡張キャビネットのパッチパネルの「EXP A」ポートと、マスターキャビネットの最初の入出力パネルの「EXP1 A FC1」ポートから 1 本目のケーブルを抜き取ります。

  8. 拡張キャビネットのパッチパネルの「EXP B」ポートと、マスターキャビネットの最初の入出力パネルの「EXP1 A FC2」ポートから 2 本目のケーブルを抜き取ります。

  9. マスターキャビネットと 1 台目および 2 台目の拡張キャビネットから制御パス Ethernet 接続用の 2 本の Ethernet ケーブル (530-3138-01) を抜き取ります。

  10. 1 台目の拡張キャビネットの取り外しの場合は、拡張キャビネットの入出力パネルの「ENET」ポートと、マスターキャビネットの 1 つ目の入出力パネルの「EXP ENET1」ポートから Ethernet ケーブルを抜き取ります。

    a) 1 台目の拡張キャビネットの Ethernet ケーブル接続図を表示します。

  11. 2 台目の拡張キャビネットの取り外しの場合は、拡張キャビネットの入出力パネルの「ENET」ポートと、マスターキャビネットの 1 つ目の入出力パネルの「EXP ENET2」ポートから Ethernet ケーブルを抜き取ります。

    a) 2 台目の拡張キャビネットの Ethernet ケーブル接続図を表示します。

  12. 1 台目の拡張キャビネットに自動電源管理を追加していた場合は、マスターキャビネットと 1 台目の拡張キャビネットから 2 本の DB-9 オス/メスシリアルケーブル (530-3210-01) を抜き取ります。

  13. ステップ 14 および 15 に進む前に、次の図でケーブルの接続を確認します。

    a) 1 台目の拡張キャビネットの自動電源管理用ケーブル接続図を表示します。

  14. メインキャビネットの保守パネルの「Power Sequencer Out Front」ポートと、拡張キャビネットのパッチパネルの「Power Sequencer In Front」ポートから 1 本目のシリアルケーブルを抜き取ります。

  15. メインキャビネットの保守パネルの「Power Sequencer Out Rear」ポートと、拡張キャビネットのパッチパネルの「Power Sequencer In Rear」ポートから 2 本目のシリアルケーブルを抜き取ります。

  16. 2 台目の拡張キャビネットの取り外しの場合は、1 台目の拡張キャビネットと 2 台目の拡張キャビネットから 2 本の DB-9 オス/メスシリアルケーブル (530-3210-01) を抜き取ります。

  17. ステップ 18 および 19 に進む前に、次の図でケーブルの接続を確認します。

    a) 2 台目の拡張キャビネットの自動電源管理用ケーブル接続図を表示します。

  18. 1 台目の拡張キャビネットのパッチパネルの「Power Sequencer Out Front」ポートと、2 台目の拡張キャビネットのパッチパネルの「Power Sequencer In Front」ポートから 1 本目のシリアルケーブルを抜き取ります。

  19. 1 台目の拡張キャビネットのパッチパネルの「Power Sequencer Out Rear」ポートと、2 台目の拡張キャビネットのパッチパネルの「Power Sequencer In Rear」ポートから 2 本目のシリアルケーブルを抜き取ります。

  20. 1 台目の拡張キャビネットの取り外しの場合は、パッチパネルの内側の「EXP1 A FC1」ポートに接続されている MTP - SC 間ケーブルをマスターキャビネットから抜き取り、続いて、SIO ポートからケーブルの他端を抜き取ります。

  21. 2 台目の拡張キャビネットの取り外しの場合は、パッチパネルの内側の「EXP2 A FC1」ポートに接続されている MTP - SC 間ケーブルをマスターキャビネットから抜き取り、続いて、SIO ポートからケーブルの他端を抜き取ります。

  22. 1 台目の拡張キャビネットの取り外しの場合は、マスターキャビネット内の「EXP1 A FC2」 MTP - SC 間ケーブルについてもステップ 20 を繰り返します。

  23. 2 台目の拡張キャビネットの取り外しの場合は、マスターキャビネット内の「EXP2 B FC2」 MTP - SC 間ケーブルについてもステップ 21 を繰り返します。


キャビネットとアレイの構成解除

  1. 新しい電源および冷却ユニットに対する新しい資産を作成する必要があります (新しい資産を生成)。

    a) 「資産の保守」画面の下部にある「新しい資産を生成」ボタンをクリックします。

    b) 「新しい資産を生成」が完了したら、画面下部にある「新しい資産の保存」ボタンをクリックします。

  2. キャビネットがトポロジから削除されていることを確認します (新しいトポロジのスナップショットを表示)。

  3. キャビネット確保機能を無効にします。

    a) キャビネットを解放します。

    b) 「キャビネットを解放」ボタンをクリックします。