拡張キャビネットの追加
この保守作業を始める前に、キャビネット確保機能を有効にします。
b) 保守作業の説明を入力します (拡張キャビネットの追加、など)。
c) 保守作業に予想される時間をプルダウンメニューから選択します。
d) 「キャビネットを確保」ボタンをクリックします。
e) 他のユーザーがログインすると、この保守作業は進行中であるという警告が表示されます。
1 台目の拡張キャビネットの追加の場合は、2 本の MTP ケーブル (537-1060-01) を使用して、マスターキャビネットと 1 台目の拡張キャビネット間をデータパス FC 接続します。
注: FC1 接続は、マスターの SE6020 コントローラに対するデータパス FC 接続です。FC2 接続は、代替マスターの SE6020 コントローラに対するデータパス FC 接続です。
ステップ 5 および 6 に進む前に、次の図でケーブルの接続を確認します。
1 本目のケーブルを使用して、拡張キャビネットのパッチパネルの「EXP A」ポートと、マスターキャビネットの 2 つ目の入出力パネルの「EXP2 B FC1」ポートとを接続します。
2 本目のケーブルを使用して、拡張キャビネットのパッチパネルの「EXP B」ポートと、マスターキャビネットの最初の入出力パネルの「EXP1 A FC2」ポートとを接続します。
2 台目の拡張キャビネットの追加の場合は、2 本の MTP ケーブル (537-1060-01) を使用して、マスターキャビネットと 2 台目の拡張キャビネット間をデータパス FC 接続します。
ステップ 9 および 10 に進む前に、次の図でケーブルの接続を確認します。
1 本目のケーブルを使用して、拡張キャビネットのパッチパネルの「EXP B」ポートと、マスターキャビネットの 2 つ目の入出力パネルの「EXP2 B FC1」ポートとを接続します。
2 本目のケーブルを使用して、拡張キャビネットのパッチパネルの「EXP B」ポートと、マスターキャビネットの 2 つ目の入出力パネルの「EXP2 B FC2」ポートとを接続します。
2 本の Ethernet ケーブル (530-3138-01) を使用して、マスターキャビネットと 1 台目および 2 台目の拡張キャビネット間の制御パス Ethernet 接続をします。
1 台目の拡張キャビネットの追加の場合は、拡張キャビネットの入出力パネルの「ENET」ポートと、マスターキャビネットの 1 つ目の入出力パネルの「EXP ENET1」ポートとを Ethernet 接続します。
2 台目の拡張キャビネットの追加の場合は、拡張キャビネットの入出力パネルの「ENET」ポートと、マスターキャビネットの 1 つ目の入出力パネルの「EXP ENET2」ポートとを Ethernet 接続します。
1 台目の拡張キャビネットに自動電源管理を追加する場合は、2 本の DB-9 オス/メスシリアルケーブル (530-3210-01) を使用して、マスターキャビネットと 1 台目の拡張キャビネットとを接続します。
ステップ 16 および 17 に進む前に、次の図でケーブルの接続を確認します。
1 本目のシリアルケーブルを使用して、メインキャビネットの保守パネルの「Power Sequencer Out Front」ポートと、拡張キャビネットのパッチパネルの「Power Sequencer In Front」ポートとを接続します。
2 本目のシリアルケーブルを使用して、メインキャビネットの保守パネルの「Power Sequencer Out Rear」ポートと、拡張キャビネットのパッチパネルの「Power Sequencer In Rear」ポートとを接続します。
2 台目の拡張キャビネットの追加の場合は、2 本の DB-9 オス/メスシリアルケーブル (530-3210-01) を使用して、1 台目の拡張キャビネットと 2 台目の拡張キャビネットとを接続します。
ステップ 20 および 21 に進む前に、次の図でケーブルの接続を確認します。
1 本目のシリアルケーブルを使用して、1 台目の拡張キャビネットのパッチパネルの「Power Sequencer Out Front」ポートと、2 台目の拡張キャビネットのパッチパネルの「Power Sequencer In Front」ポートとを接続します。
2 本目のシリアルケーブルを使用して、1 台目の拡張キャビネットのパッチパネルの「Power Sequencer Out Rear」ポートと、2 台目の拡張キャビネットのパッチパネルの「Power Sequencer In Rear」ポートとを接続します。
これで、マスターキャビネットと拡張キャビネット間の Ethernet および自動電源管理用ケーブルの接続は完了です。
この段階で、マスターキャビネット内の DSP への残りのデータパス FC 接続を完了できます。
新しい拡張キャビネット内のアレイの台数をカウントします。拡張キャビネットには、1 〜 6 台のアレイ (2 〜 12 のトレイ) を収容できます。次のステップでは、新しく追加した拡張キャビネットに N (1 〜 6 の範囲) 台のアレイがあると仮定します。
1 台目の拡張キャビネットの追加の場合は、マスターキャビネット内の MTP - SC 間ケーブル (入出力パネル内側の「EXP1 A FC1」ポートに接続されている) の最初の N 本の SC (ストレージ) 接続を引き出します。
注: ケーブル 537-1061-01 を使用した SC 接続には、1A/1B、2A/2B、3A/3B、4A/4B、5A/5B、および 6A/6B のラベルが付いています。
これらのケーブルの他端は、拡張キャビネットの SE6020 アレイ内のマスター SE6020 コントローラに接続します (ステップ 5 および 6 のキャビネット間 MTP ケーブルを使用)。
2 台目の拡張キャビネットの追加の場合は、マスターキャビネット内の MTP - SC 間ケーブル (入出力パネル内側の「EXP2 B FC1」ポートに接続されている) の最初の N 本の SC (ストレージ) 接続を引き出します。
注: ケーブル 537-1061-01 を使用した SC 接続には、1A/1B、2A/2B、3A/3B、4A/4B、5A/5B、および 6A/6B のラベルが付いています。
これらのケーブルの他端は、拡張キャビネットの SE6020 アレイ内のマスター SE6020 コントローラに接続します (ステップ 9 および 10 のキャビネット間 MTP ケーブルを使用)。
この構成が SIO カード 2 枚、SRC カード 2 枚の構成の場合は、スロット 3 および 4 の SIO カードから使用されていないポートを特定します。ケーブル 537-1061-01 を使った SC 接続には、その未使用ポートを使用します。
SIO カード 4 枚、SRC カード 4 枚の構成の場合は、まず、スロット 3 および 4 の SIO カードから使用されていないポートを特定します。すべてのポートが埋まっている場合は、スロット 1 および 2 の SIO カードで最初に使用されていないポートを探します。ケーブル 537-1061-01 を使った SC 接続には、その未使用ポートを使用します。
重要: 次に SIO カードポートの接続に関する注を説明します。
注 1: ポートは、右から左に 1 〜 8 の番号です。
注 2: ポート 1 〜 4 はホスト接続用、ポート 5 〜 8 はストレージ接続用です。
注 3: 奇数番号の SIO カードは「A and C NPORT」のホスト接続用、偶数番号の SIO カードは「B and D NPORT」のホスト接続用です。
注 4: スロット 3 および 4 のカード上のストレージポートは、8、7、6、5 の順に埋めていきます。コントローラのペアが 8 組 (最大 14 組) を超える場合は、スロット 1 および 2 のカード上のポートを 4、3、2、1 の順に埋めてから、カード 3 および 4 のポート 4 および 3 に戻って埋めます。
注 5: マスターコントローラのストレージ接続はカードスロット 1 および 3、代替コントローラのストレージ接続はカードスロット 2 および 4 に割り当てられています。
ステップ 25 で選択した N 本の SC 接続を、上記のポート順に従って最初の N 個の未使用ポートに接続します。これで、1 台目の拡張キャビネットのマスター SE6020 コントローラの FC データパス接続は完了です。
例: 2 x 4 構成のマスターキャビネットと 1 台目の拡張キャビネットの SIO カードポートの接続例を示します。
a) マスターキャビネットと 1 台目の拡張キャビネット、アレイ名の図を表示します。
例: 2 x 2 構成のマスターキャビネットと 1 台目の拡張キャビネットの SIO カードポートの接続例を示します。
1 台目の拡張キャビネットの追加の場合は、マスターキャビネット内の「EXP1 A FC2」 MTP - SC 間ケーブルについてもステップ 25 を繰り返します。
2 台目の拡張キャビネットの追加の場合は、ステップ 27 で選択した N 本の SC 接続を、ステップ 29 の SIO カードの接続に関する注に従って最初の N 個の未使用ポートに接続します。これで、2 台目の拡張キャビネットの代替マスター SE6020 コントローラの FC データパス接続は完了です。
2 台目の拡張キャビネットの追加の場合は、マスターキャビネット内の「EXP2 A FC2」 MTP - SC 間ケーブルについてもステップ 27 を繰り返します。
新しく追加した拡張キャビネット内のすべてのアレイの名前を指定します。
1 台目の拡張キャビネットの追加の場合は、array10、array11、array12、array13、array14、および array15 から最初の N 個の名前を選択します。2 台目の拡張キャビネットの追加の場合は、array20、array21、array22、array23、array24、および array25 から最初の N 個の名前を選択します。
キャビネットへの AC 電源ケーブルの接続
キャビネットの正面でキースイッチパネルを固定している 4 本のねじを外し、電源シーケンサにアクセスできるようにします。
電源シーケンサの回路遮断器が上の「OFF」位置になっていることを確認します。
AC 電源ケーブルをケーブル穴に通します。
電源シーケンサで、新しい AC 電源ケーブルをコネクタに接続して、ラッチでコネクタに固定します。
アースされたコンセントに AC 電源ケーブルを接続します。
トレイのすべての電源および冷却ユニットのスイッチが「OFF」位置になっていることを確認します。
電源シーケンサの「ローカル/リモート」スイッチが リモート位置になっていることを確認し、キースイッチを「ON」位置にします。
正面電源シーケンサの回路遮断器を押し下げて、「ON」位置にします。
給電状態 (Power Available) LED と連動コンセント (Switched Outlet) の 2 つの緑色 LED が点灯していることを確認します。
注: トレイのすべての LED が一瞬点灯して、電源および冷却ユニットのファンの半分に電源が入り、ループカードが起動します。
キャビネットフレームにキースイッチパネルをあてがい、4 本のねじを締めます。
背面側電源シーケンサについても、ステップ 2 〜 9 を繰り返します。
新しいキャビネットとアレイの構成
新しいアレイごとに、MAC アドレスを追加する必要があります (MAC アドレスを追加)。
a) 「Ethers」画面で、該当するアレイ (ステップ 34 で選択したアレイ) の適切なフィールドに MAC アドレスを入力します。
b) 画面下部の「保存」ボタンをクリックします。
新しいトレイのすべてについて、電源および冷却ユニットケーブルを差し込みます。
注: 電源ケーブルを接続する前に、電源スイッチが「OFF」位置であることを確認します。
新しいアレイのすべてについて、電源および冷却ユニットの電源スイッチをオンにします。アレイの起動サイクルが完了するまで 3 〜 5 分かかります。
新しいアレイに対する新しい資産を作成する必要があります (新しい資産を生成)。
a) 「資産の保守」画面の下部にある「新しい資産を生成」ボタンをクリックします。
b) 「新しい資産を生成」が完了したら、画面下部にある「新しい資産の保存」ボタンをクリックします。
新しいアレイのリビジョンを確認します (リビジョンを確認)。
a) 「リビジョン解析」メニューから「アップグレード」を選択し、「アップグレードレポートを生成」ボタンをクリックします。
b) ポップアップ画面で「OK」ボタンをクリックします。
c) 必要に応じて、パッチを選択して適用します。
新しいトレイの FRU ステータスを確認します (トレイを確認)。
a) すべての FRU について、FRU のステータスが「オンライン」になっていることを確認します。
新しいアレイがトポロジに追加されていることを確認します (新しいトポロジのスナップショットを表示)。
キャビネット確保機能を無効にします。
b) 「キャビネットを解放」ボタンをクリックします。