正面電源シーケンサの取り外しと交換
重要: これは、システムの運用に多大の影響を及ぼす作業です。正面および背面電源シーケンサの「ローカル/リモート」スイッチが リモート位置になっている場合は、客先と保守作業時間の予定を立てる必要があります。この作業は、「ローカル/リモート」スイッチが リモート位置のときには行わないでください。キャビネットに電源が供給されなくなります。
注: 「ローカル/リモート」スイッチが Local 位置の場合は、影響を及ぼさない形で電源シーケンサを交換できます。
注: 必要に応じて、回路遮断器を「OFF」位置にする前に、交換の作業工程全体を図で確認しておいてください。回路遮断器を「OFF」位置に合わせると、サービスプロセッサに電源が供給されません。そのため、電源が再び供給されてサービスプロセッサが起動するまで、何も図を表示できなくなります。
この保守作業を始める前に、キャビネット確保機能を有効にします。
b) 保守作業の説明を入力します (正面電源シーケンサの交換、など)。
c) 保守作業に予想される時間をプルダウンメニューから選択します。
d) 「予約」ボタンをクリックします。
e) 他のユーザーがログインすると、この保守作業は進行中であるという警告が表示されます。
電源シーケンサ回路遮断器にアクセスできるように、キースイッチパネルを固定している 4 本のねじを取り外します。
背面電源シーケンサ回路遮断器を、「OFF」位置に上げます。
アースされたコンセントから AC 電源ケーブルを取り外します。
電源シーケンサ上のコネクタから AC 電源ケーブルを取り外します。
a) ラッチを押してコネクタを外し、電源シーケンサを引き出せるように、ケーブル穴を通して押し下げます。
電源シーケンサからアース接続ストラップを取り外します。
キャビネットの背面で、正面の電源シーケンサの後ろにあるシステムインタフェースケーブルからキースイッチケーブルを取り外します。
正面で、電源シーケンサを引き出せるように、キャビネットからキースイッチパネルとケーブルを取り外します。電源シーケンサの下からキースイッチケーブルを引き抜くときは、注意してください。
電源シーケンサの正面から、電源シーケンサケーブル J15 と J14 を取り外します。電源シーケンサを引き出せるように、ケーブル穴を通して両方のケーブルを押し下げます。
電源シーケンサレールをキャビネットフレームに固定している 4 本のねじを取り外します。
以下のケーブルを目で確認して容易に取り外せるように、電源シーケンサを十分に引き出します。
a) 電源シーケンサの背面でコネクタ (J3 または J4) からシステムインタフェースケーブルを取り外します。
小さなブレードまたはマイナスのねじ回しが必要です。
b) 左端の J1 (下部) および J2 (上部) と、右側の J5 から J12 までのケーブルを取り外します。
奇数番号のケーブルは、左から右に J5、J7、J9、J11 の順番で、シーケンサのコネクタの下側の列にあります。
偶数番号のケーブルは、左から右に J6、J8、J10、J12 の順番で、シーケンサのコネクタの上側の列にあります。
電源シーケンサをキャビネットの外に完全に引き出します。
取り外した電源シーケンサにレールを固定している 8 本のねじを取り外します。
同じ 8 本のねじを使い、新しい電源シーケンサにレールを固定します。
以下のケーブルを容易に接続できるように余裕を残して、キャビネットの中に新しい電源シーケンサを途中まで押し込みます。
a) 電源シーケンサの背面で、コネクタ (J3 または J4) にシステムインタフェースケーブルを接続します。
小さなブレードまたはマイナスのねじ回しが必要です。
b) 左端の J1 (下部) および J2 (上部) と、右側の J5 から J12 までのケーブルを接続します。
奇数番号のケーブルは、左から右に J5、J7、J9、J11 の順番で、シーケンサのコネクタの下側の列にあります。
偶数番号のケーブルは、左から右に J6、J8、J10、J12 の順番で、シーケンサのコネクタの上側の列にあります。
ケーブルをはさみこまないように注意しながら、電源シーケンサを完全に押し込みます。
電源シーケンサレールをキャビネットフレームに固定する 4 本のねじを、挿入して締めます。
電源シーケンサの正面に、電源シーケンサケーブル J15 と J14 を、挿入して取り付けます。
AC 電源ケーブルをケーブル穴に通します。
電源シーケンサで、AC 電源ケーブルをコネクタに接続して、ラッチでコネクタに固定します。電源シーケンサの回路遮断器が上の「OFF」位置になっていることを確認します。
正面から、キャビネットフレームの近くにキースイッチパネルを入れて、電源シーケンサの下にキースイッチケーブルを押し込みます。
キャビネットの背面で、正面の電源シーケンサの後ろにあるシステムインタフェースケーブルに、キースイッチケーブルを接続します。
電源シーケンサにアース接続ストラップを接続します。
アースされたコンセントに AC 電源ケーブルを接続します。
正面電源シーケンサの回路遮断器を押し下げて、「ON」位置にします。
給電状態 (Power Available) LED と連動コンセント (Switched Outlet) の 2 つの緑色 LED が点灯していることを確認します。
アレイトレイ正面のオレンジ色のサービス LED が消灯し、オレンジ色の PCU LED も消灯していることを確認します。
キャビネットフレームにキースイッチパネルをあてがい、4 本のねじを締めます。
この保守作業が完了したら、すべてのアラームを削除する必要があります (アラームを削除)。
a) すべてのアラームを選択するには、画面の左側の「チェックマーク」ボックスを選択します。
b) 「削除」ボタンを選択し、すべてのアラームを削除します。
注: 他のすべての監視アプリケーションから、すべての関連付けられたアラームを削除してください。
キャビネット確保機能を無効にします。
b) 「予約解除」ボタンをクリックします。