ストレージサービスプロセッサの取り外しと交換
注 1: SP0 は、この手順の単なる一例として使用しています。
注 2: この手順を完了するには、サービスプロセッサ復元 CD が必要です。
注 3: 電源を取り外し作業を開始する前に、この手順を印刷し、すべての図を参照できるようにする必要があります。
この保守作業を始める前に、キャビネット確保機能を有効にします。サービスプロセッサの状態によっては、確保できないことがあります。
b) 保守作業の説明を入力します (USB リレーパネルの交換、など)。
c) 保守作業に予想される時間をプルダウンメニューから選択します。
d) 「予約」ボタンをクリックします。
e) 他のユーザーがログインすると、この保守作業は進行中であるという警告が表示されます。
NTC とのシリアル接続を確立します。
a) tip -9600 /dev/ttya (Solaris の接続の場合)
注: Windows の接続の場合は、ハイパーターミナルを使用します。
c) login: rss
d) password: sun1rss
NTC プロンプトで次のコマンドを実行し、サービスプロセッサにログインします。
a) ntc: connect local port_2
Local protocol emulation 1.0 - Local Switch: <^[>
b) Return キーを押します。
次のようなメッセージが出力されます。
This system is for the use of authorized users only.Individuals using this computer system without authority, or in excess of their authority, are subject to having all of their activities on this system monitored and recorded by system personnel.In the course of monitoring individuals improperly using this system, or in the course of system maintenance, the activities of authorized users may also be monitored.Anyone using this system expressly consents to such monitoring and is advised that if such monitoring reveals possible evidence of criminal activity, system personnel may provide the evidence of such monitoring to law enforcement officials.
このメッセージが表示されなかった場合は、ステップ 9 に進みます。ログインプロンプトが表示されない場合は、ステップ 10 に進んでください。
サービスプロセッサに対する sp0 コンソールログインプロンプトが表示されます。
a) sp0 console login: root
b) password: !root (possibly account specific)
ログインに成功したら、-b オプションを付けて fbr コマンドを実行し、フラッシュディスクにサービスプロセッサからの最新情報が含まれていることを確認します。
a) sp0# /opt/SUNWsefbru/bin/fbr -b
b) メッセージ表示: 「Backup Command Successful」、「Restore Command Successful」または、「No Backup Required」
サービスプロセッサに対して poweroff コマンドを発行します。
a) sp0# poweroff -y
キャビネットの背面から、サービスプロセッサと入出力パネルの右側にある脱落防止機構付き留め具を緩めて外し、パネルを開きます。
電源ケーブルを取り外します。
サービスプロセッサからすべてのケーブルを取り外します。
a) すべてのケーブルにラベルが付いていることを確認します。
USB フラッシュディスクを取り出します。
キャビネットの正面から、サービスプロセッサを取り外す準備をします。
a) サービスプロセッサの両側にある緑色の解除用のツメ (上下) を押し、レールを固定解除してサービスプロセッサがロックされている位置までスライドします。
b) 次に、両側のレールで、内部レールの引き金を手前に引いて、内部レールを固定位置から解除し、サービスプロセッサを取り外します。
c) サービスプロセッサのレールの固定解除と取り外し図の表示。
重要: サービスプロセッサの重量は 15 kg (33 lbs) と重く、取り外す際は扱いにくいため、内部レールの解除には注意してください。
サービスプロセッサを固定部品に固定している 10 本のねじ (各側面に 5 本) を取り外します。
10 本のねじをすべて使用して新しいサービスプロセッサに固定部品を取り付けます。
新しいサービスプロセッサを、キャビネットの正面から挿入します。両方のレールの位置が合うように注意します。
緑色のツメがサービスプロセッサに、安全に正しくラッチしていることを確認します。
キャビネットの背面からすべてのケーブルを再接続します。
電源ケーブルを接続します。
サービスプロセッサと入出力パネルを閉じて、脱落防止機構付きねじを締めます。
起動が完了し、サービスプロセッサのログインプロンプトが表示されるのを待ちます。
サービスプロセッサイメージの再読み込み
キャビネット正面のサービスプロセッサの CD-ROM ドライブトレイに復元 CD を挿入して、トレイを閉じます。
ログインプロンプトで次を入力します。
a) Please login: admin
a) Please Enter password: se6920SP
sc プロンプトで以下のように入力します。
a) sc> poweron
メッセージ出力: SC Alert: Host System has Reset
sc プロンプトで以下のように入力します。
a) sc> break -y
メッセージ出力: SC Alert: SC Request to send Break to host
(Hit Return)
sc プロンプトで以下のように入力します。
a) sc> console
メッセージ出力: Enter #. to return to ALOM
(Hit Return)
ok プロンプトで以下のように入力します。
a) ok> boot cdrom - install
次のメッセージが表示されます。
This CD restores your Sun StorEdge 6920 Service Processor back to the factory defaults it shipped with. All current state information will be destroyed.
Are you sure you want to do this [y/n]? Answer yes
サービスプロセッサが再起動します。
起動中に以下のようなメッセージを受信します。
Do you want to restore local configuration information? [y,n,?]
Answer yes but do not insert the USB drive now.
サービスプロセッサが再起動すると、次のようなメッセージが表示されます。
To restore local information the USB flash disk must be connected.
(Insert the USB flash disk)
Connect the USB device, then press "y" to continue. [y,?]
The restore process will continue and the storage service processor will reboot.
サービスプロセッサからログアウトします。
a) sp0# logout
Control + ] (右角括弧) キーシーケンスを使用してサービスプロセッサコンソール接続を切断します。
a) ^]
NTC からログアウトします。
a) ntc0: logout
tip セッションを切断します。
a) ntc0:~.(最初にキャリッジリターンが必要なことがある)
CD-ROM ドライブからサービスプロセッサ復元 CD を取り出します。
この保守作業が完了したら、すべてのアラームを削除する必要があります (アラームを削除)。
a) すべてのアラームを選択するには、画面の左側の「チェックマーク」ボックスを選択します。
b) 「削除」ボタンを選択し、すべてのアラームを削除します。
注: 他のすべての監視アプリケーションから、すべての関連付けられたアラームを削除してください。
キャビネット確保機能を無効にします。
b) 「予約解除」ボタンをクリックします。