[データベース診断]

ここに示すオプションを使って、システムのパフォーマンスを調べる際に利用できる診断用パラメータを簡単に設定できます。 詳細については、『Adaptive Server Enterprise Performance and Tuning Guide』を参照してください。 ここで示すオプションは、接続ごとに特有なものです。デフォルトの設定は[オフ]です。

オプションをアクティブにするには、そのオプションの[オン]ボタンをクリックし、[適用]をクリックします。 データベース内で変更を行った場合には、これらの設定値は更新されません。変更は書き込みのみです。

注意 [適用]をクリックしてコマンドをデータベースに送信すると、各オプションの [オン]または[オフ]ボタンのチェックマークが消えます。これは、jisql で各オプションの現在の状態が認識されないためです。 たとえば、[xxx]オプションの[オン]をクリックして[適用]をクリックした後、同じ文を[入力]ウィンドウで実行すると、先に行ったオプション設定の変更は jisql では認識されません。

これらのオプション用に生成されるメッセージが、[オプション]ウィンドウ[その他]タブの[SQL 警告メッセージを表示]の設定に従って表示されます。

オプション 説明
[クエリ処理プランの表示(showplan)] [オン]に設定するとクエリの処理プランの説明が生成され、パフォーマンスの診断に利用できます。 このオプションをストアド・プロシージャまたはトリガ内で使用した場合、結果は出力されません。 デフォルトの設定は[オフ]です。
[クエリのコンパイル(実行はしない - noexec)]

[オン]に設定するとクエリがコンパイルされますが、実行はされません。 [オン]に設定した後は、[オフ]に設定するまで後続のコマンドは実行されません。

[I/O 統計の表示(statistics io)]

[オン]に設定すると、クエリ文で参照されている各テーブルに対するスキャン、論理読み込み、および物理読み込みの回数が表示されます。 結果出力は、常に[ステータス]ウィンドウに表示されます。

デフォルトの設定は[オフ]です。

[サブクエリ・キャッシュ情報の表示(statistics subquerycache)]
[オン]に設定すると、キャッシュのヒットとミスの回数、および各サブクエリに対するサブクエリ・キャッシュ内のローの数が表示されます。 デフォルトの設定は[オフ]です。
[解析、コンパイル、実行時間の表示(statistics time)]
[オン]に設定すると、各コマンドを解析してコンパイルする時間と、コマンドの各ステップに対しての実行時間とが表示されます。 時間は、マシンによって、ミリセカンドまたはタイムチックで表示されます。 デフォルトの設定は[オフ]です。