まず,JWS をどこにインストールするかを決めなければなりません。JWS は配 布パッケージの一部ではありませんので,"/usr/local"の階層にインストール するのがよいでしょう。
環境変数 "JWS_HOME" をあなたがインストールに選んだディレクトリを指すよ うに設定し,それをシェルの起動ファイルに入れます。
例えば, "bash" を使っているならば,起動ファイルは "/etc/profile" や " /.bash_profile" で,必要な項目は次の通りです。
export JWS_HOME="/usr/local/JWS" export JAVA_HOME="/usr/local/lib/java"
2番目の項目は java のインストールされているディレクトリを指します。 もしまだ設定されていなければ,これも起動ファイルに追加してください。
大抵の java 関係の CD では JWS は workshop という名前のサブディレ クトリに納められています。SunSolaris/i386 用の JWS である inteltar.z というファイルを探してください。
このファイルは圧縮されたアーカイブで,次のようにして解凍します。
tar -xvzf inteltar.z -C ${JWS_HOME}
このコマンドを実行すると ${JWS_HOME} 以下に次のサブディレクトリができ ます。
classes, examples, intel-S2, lib, solaris
以下のコマンドは解凍した JWS から余分なファイルを取り除き,既にインス トール済の java バイナリへの必要なリンクを作ります。(例えばコマンドラ イン上でカット&ペーストで)そのまま入力することができます。
ln -s ${JWS_HOME}/classes ${JAVA_HOME}/lib/classes rm ${JWS_HOME}/intel-S2/bin/i386/* rmdir ${JWS_HOME}/intel-S2/bin/i386 ln -s ${JAVA_HOME}/bin/i586 ${JWS_HOME}/intel-S2/bin/i586 ln -s ${JAVA_HOME}/bin/i486 ${JWS_HOME}/intel-S2/bin/i486 ln -s ${JAVA_HOME}/bin/i386 ${JWS_HOME}/intel-S2/bin/i386
JWS を起動するシェルスクリプトは ${JWS_HOME}/intel-S2/bin/jws です。 このファイルは大きく変更したので,この mini-HOWTO の最後に添付しておき ます。
さらに ${JWS_HOME}/solaris/bin/javac の8行目を次のように変更します。
if [ -x ${_SS_JDK_BIN}/bin/`/bin/uname -m`/javac ]
これで終りです。
最後に一つだけヒントを。JWS で新しいプロジェクトを作ったら ${JAVA_HOME}/lib/classes.zip を環境変数 "CLASSPATH" に追加しなければな りません。